この数年間、毎晩のように晩酌をしていた。特別なことがない限りは(翌日健康診断だとか)。
最近はもはや「飲みたいから」という気持ちより前に、単なる「習慣」として、毎晩自動的にビールやら第3やら缶チューハイやらを、食事の準備とともにカシュッとやっていた。
休肝日は作らなきゃいかんのだろうなー、と思いながらも。
ひと月ほど前、定期的に診てもらっているお医者さんで中性脂肪を指摘された。
「やっぱり来たか!」という感じだった。
人間、新しいことを始める時には背中を押してくれる何かが必要なもの。
主治医の先生に言われたことで、ようやく休肝日の設定に踏み込むことができた。
そこで重要になってくるのがいわゆるノンアル飲料。
アルコールを我慢している口寂しさをギリギリのラインでごまかしてくれる、呑兵衛にとってはすがりつきたくなる存在。
しかしだ。
普通にお店で買える「ビールテイスト飲料」というヤツ。
あれこれ試してみたが、はっきり言ってどのメーカーも「ビールテイスト」と呼ぶにはいささか残念な味(個人の見解です!)。
ただその理由はそこそこ明確で、清涼飲料を作るようにいろいろと手を加えながら「ビールに近い味」を作り出そうとしているから。逆にその努力には脱帽ものではあるのだけれど。
そんな中「脱アルコールビール」というのをみつけた。
原材料には
・モルト
・ホップ
・天然水
とだけ表記されている。
原産国はドイツ。
に則って、副原料をいっさい使わずに醸造されたビールからアルコールを抜き取ったもの。
この作り方はすごいなとめちゃめちゃ惹かれた。
さっそく購入。実際に飲んでみた。
確かに本物のビールと比較するとわずかに軽さが気にならなくはないが、国産のビールテイスト飲料とは段違い。
自分的にはノンアルビールはもうこれ一択。
おかげで休肝日も口寂しい思いをせずに過ごすことができている。