山下達郎はもう何年も、ずっとお気に入りのミュージシャン。
最近は、自分がリアルタイムで聴いていなかった頃、70〜80年代ぐらいの曲に特に惹かれている。
当時はCD以前の時代。
昨今のアナログ盤ブームや、日本のシティポップの世界的な流行も相まってのことだろう、当時リリースされた山下達郎のアナログ盤がマニアの間で高価で取引されているという。
自分は今手元にレコードプレーヤーがないからアナログ盤に手を出すことはないけれど、「心地良い音で聴きたい」という部分でマニアックに追求し始めたら手が伸びるかもしれない。
ところで、今年その当時のアルバムがリマスターされて、アナログ盤とカセットで再リリースされることになった。
どこかで聞いた話では、上記の「中古市場での価格高騰」への対策の意味もあるらしい。
そりゃそうだ、中古市場でいくら値が上がったって、作っている側には金銭的に何の見返りもないのだから。
さて
BOMBER
これは、1978年に発表されたアルバムGO AHEAD!のB面1曲目。
特に最近はこれをしょっちゅうCDで聴いている。
イントロからスラップ奏法によるベースが前面に出ていてそれがめちゃめちゃかっこいい。
ベース初心者の自分としては、これを自分で弾けるようになれたら最高だと思わせてくれる。
何年かかるかわからないが、ドヤ顔で弾けるところまでうまくなりたい。
たどり着きたいひとつの目標になっている。
ちなみにこの曲は、同じアルバムの中のLET’S DANCE BABYという曲がシングルカットされた時にB面に収録された。
それが大阪のディスコ(ディスコって、時代だなぁ…)でこのB面の曲の方に火が付き、大阪では途中からA面B面を逆にしてレコード屋さんの店頭に並んだそう。
この逸話を聞いてから、曲の中に出てくる「都市」という歌詞が大阪を指しているように錯覚してしまうようになった。
最近ヒットしている音楽というのはもうすっかり着いていけなくなってしまった。
でもこのBOMBERのように、リアルタイムではスルーしてきてしまった昔の音楽の中にまだまだとんでもないものがたくさんある。
そういう音楽に1曲でも多くこれからも出会っていけたら単純にうれしい。